内分泌攪乱作用が懸念される農薬を使用しない病害虫防除技術の確立

課題名 内分泌攪乱作用が懸念される農薬を使用しない病害虫防除技術の確立
研究機関名 岩手県農業研究センター
研究分担 病理昆虫
研究期間 継H15~19
年度 2004
摘要 目的:岩手県ではSpeed'98(旧環境庁)に掲げられる内分泌攪乱作用が疑われる化学物質に含まれる農薬について農作物病害虫・雑草防除基準から削除し,これらの農薬を用いないより安心な農産物を供給しようとしている。H14防除基準では多くの農薬をその対象として削除したが,31作物延べ53農薬においては(1)代替技術がないこと,(2)極端なコスト高になること等,農作物生産に支障を来す理由から,基準に採用している。本課題ではこれらの農薬のうち,病害虫を対象とする殺菌剤,殺虫剤等について積極的な代替技術の確立を目指そうとするものである。
到達目標:水稲,りんご,きゅうり,りんどうで内分泌攪乱作用が疑われる農薬を使用しない生産体系が確立される。
予定成果(初年目):水稲,きゅうりで代替試験(対象:ダコレート,マンゼブ等)
期待効果:岩手県産農作物で内分泌攪乱作用が疑われる物質を用いない生産体系が定着し,いわて純情産地のイメージが向上する。
成果:1)Speed'98で環境影響が懸念される化学物質は67件あり,このうち農薬は20成分が指定されている。本県病害虫・雑草防除基準には14成分が採用されてきたが,H14防除基準において代替技術のあるものについては削除し,31作物に延べ53種類の農薬を掲載している。 
2)新規農薬成分については随時効果検定をしている(必ずしも内分泌攪乱作用が疑われる物質に対する代替薬剤とは限らない)。 
3)上記67成分のうちノニルフェノールが内分泌攪乱作用のあることを環境省が公表した(H13.8.3)。
研究対象 共通
専門 虫害
部門 共通
カテゴリ 病害虫 害虫 きゅうり コスト 雑草 新規農薬 農薬 病害虫防除 防除 薬剤 りんご りんどう

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