課題名 | りんごの樹形改善による薬剤散布低減技術の開発 |
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研究機関名 |
岩手県農業研究センター |
研究分担 |
果樹 |
研究期間 | 新H17~19 |
年度 | 2004 |
摘要 | 目的:当県のりんご栽培は樹形を主幹形としたわい化栽培が主体である。その樹形の現状は、樹高が高い、側枝が多い、側枝の配置の不良など不適正な樹形が多く、薬剤が樹冠内部まで届きにくいなど散布ムラによる病害虫発生の原因となっている。病害虫防除の現状は、多い時期で10a当たり400~500Lの薬剤が散布されている。また、スピードスプレヤーによる薬剤散布は、散布ムラを少なくするため大きなファンの風力で薬剤を噴霧することから、ドリフト発生も問題となっている。そこで、薬剤到達性と側枝配置との関係を解明し、適正な側枝配置による樹形を構築する。さらに、適正な側枝配置の樹形を利用し、薬剤散布量の低減等、適正な防除技術を開発する。 新規性:独創 理由:樹形改善による薬剤低減技術に関する研究は行われていない。 成果対象:普及 到達目標:ア 薬剤到達性の高い側枝配置の解明による樹形の改善 イ 薬剤散布量の低減等、適正防除技術の開発 ウ 適正な側枝配置により改善された樹形の受光条件と葉面積指数の解明 予定成果(初年目):様々な側枝配置による樹形の薬剤到達性が明確となる。 予定成果(2年目):薬剤到達性の高い側枝配置が明らかとなり、適正な樹形が確立する。受光条件、葉面積指数が明らかとなる。 予定成果(3年目):薬剤散布量の低減等、適正な散布技術が開発される。 期待効果:ア 病害虫防除効率の向上 イ 散布量低減による防除経費の削減 ウ りんごの品質向上 エ 葉とらずりんごへの応用 |
研究対象 | りんご |
戦略 | 園芸 |
専門 | 果樹 |
部門 | 病害、虫害 |
カテゴリ | 害虫 光条件 病害虫防除 防除 薬剤 りんご わい化 |