課題名 | りんどうの鮮度保持(花持ち性向上)技術の開発 |
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研究機関名 |
岩手県農業研究センター |
研究分担 |
保鮮流通技術 |
研究期間 | 新H17~19 |
年度 | 2004 |
摘要 | 目的:りんどうは岩手県の花き生産における最重要品目であり、県農業研究センターを始め、県内各地域でもオリジナル品種を開発しているなど品種のバラエティに富み、品質評価も高いことから国内における産地競争力が高く、生産量・販売量とも日本一を誇っている。 しかし一方で、市場関係者や小売業者等から花持ちに関するクレームを受けるなど鮮度保持上の問題が発生する例も生じている。これまでりんどうにおける鮮度低下要因とその対策技術に関する知見は少なかったが、最近、花の褪色に対するエチレンの影響や水あげ剤による花持ち延長効果等について研究され始めている。そこで、収穫後のりんどうのエチレンや水分含量、温度等に対する感受性を検討し、これら要因の影響を最小限にする条件を明らかにするとともに、水あげ剤や包装等による花持ち性向上のための最適な鮮度保持技術を確立し、県産りんどうの市場や消費者の一層の評価向上を図る。 新規性:転用 理由:りんどう及び他の花き品目における鮮度保持技術の総合的組立により、県産りんどう主要品種への応用化を図る 成果対象:普及 到達目標:ア りんどう主要品種について、鮮度低下要因(エチレン生成量並びにエチレン感受性、温度感受性等)が明らかになる。 イ りんどう主要品種の鮮度保持(花持ち性向上)のための対策技術を確立する。 予定成果(初年目):りんどう主要品種におけるエチレン生成量及びエチレン感受性が明らかになる。 予定成果(2年目):水分含量、表面付着水がりんどうの鮮度低下に及ぼす影響が解明される。前処理剤がりんどうの鮮度低下に及ぼす影響が解明される。 予定成果(3年目):流通中温度が鮮度低下に及ぼす影響が解明される。MAPによるガス組成変化が及ぼす影響が解明される。りんどう主要品種の鮮度保持技術が開発される。 期待効果:りんどう主要品種の鮮度保持のための対策技術が確立することにより、市場や消費者の評価向上が図られる。 |
研究対象 | りんどう |
戦略 | 園芸 |
専門 | 花き |
部門 | 食品加工流通 |
カテゴリ | 加工 鮮度保持技術 品種 りんどう |