畑作物における効果的機械的株間除草方式の開発改良

• 研究機関名: 岩手県農業研究センター
• 研究分担: 生産工学
• 研究期間: 新H17～20
• 年度: 2004
• 摘要: 目的：畑作物の一般管理作業において、多くの労力を要するものに除草作業がある。従来は手作業で行われてきたが、農業者の高齢化の進展と労働力不足により、大規模栽培等では除草剤の利用などが行われている。一方、併せて、環境問題を背景とした農薬使用量の削減が求められる中で、北海道を中心とした大規模栽培では株間除草機の普及がみられている。しかし、生研センター（旧生研機構）が行った利用者へのアンケ－トでは、現在の市販機は大型、高価、構造が複雑などとの理由から改良を要望されている。そこで、県内では、いなきび、ひえ、あわなどの安定栽培技術の中で雑草対策が課題となることから、軽量かつ簡易な構造で、精度の良い機械除草方式を開発する。新規性：独創、導入理由：雑穀を対象とした株間除草機の開発改良は初めてである。市販機の改良と新方式の開発である。成果対象：指導到達目標：ア 雑穀で利用可能な新株間除草機を開発・改良する。イ 雑穀栽培における効果的除草体系を明らかにする。予定成果(初年目)：いなきび栽培における株間除草機利用の際の問題点の解明予定成果(2年目)：いなきび栽培における新しい除草方式の開発と課題の摘出予定成果(3年目)：いなきび栽培における新しい除草方式の開発・改良、ひえ・あわ栽培における株間除草機利用の際の問題点の解明予定成果(4年目)：いなきび栽培における効果的除草体系が開発される、ひえ・あわ栽培における効果的除草体系が開発される期待効果：ア 雑穀栽培において、除草作業の省力化と効果的な除草が可能となることにより、規模拡大が可能となる。 イ 除草剤に頼らない雑穀栽培が可能となり、安全・安心な雑穀供給体制が確立される。ウ 他の畑作物にも利用可能な技術となる。
• 研究対象: 雑穀
• 戦略: 農業機械開発改良
• 専門: その他作物
• 部門: 農業機械
• カテゴリ: 病害虫 あわ 安定栽培技術 機械開発 きび 規模拡大 雑草 省力化 除草 除草機 除草剤 農薬 ひえ