果菜作専作経営育成のための省力技術の経営実証

課題名 果菜作専作経営育成のための省力技術の経営実証
研究機関名 岩手県農業研究センター
研究分担 農業経営
研究期間 継H15~17
年度 2004
摘要 目的:きゅうり、トマト、ピーマン等の果菜類は、本県の重点推進品目として位置付けられ、振興を図っているところであるが、その平均耕作規模は小さく、労働生産性も必ずしも高いとはいえない現状にある。そこで、岩手県における果菜類専作経営の成立要因を技術面、地域的支援、経営管理等の視点から検討するとともに、現地での総合的な実証を試み、果菜類を基幹とした野菜主業型農家の育成を図る。到達目標:現地での総合的な省力体系化実証により、果菜類経営専作化の成立要因を検討する。1戸当たり作付面積50a以上を可能とする技術体系の確立10a当たり労働時間現状の70%以下1時間当たり所得1,000円以上予定成果(初年目):・果菜作経営における専作化阻害要因の把握・経営実証のための省力技術の検討期待効果:ア 果菜類産地拡大強化の推進役となる果菜類部門を基幹とする主業型農家の育成支援 イ 果菜類経営の専作化による所得向上成果:(1)土地利用型野菜産地における農業労働力確保・利用調整の展開方向とその条件を内容としたマニュアルを策定した(平成6年度、岩手農試)。(2)雇用労働への依存が大きく、安定的な確保が困難になると必要な栽培管理ができなくなり、減収・品質低下につながることが明らかとなった(施設ピーマンを中心とした大規模経営構築のための技術開発実証、平成7年度、岩手農試)。(3)播種期を異にする短期作型(きゅうり)の組み合わせにより、総体的に良果率を高く維持しながら、安定的に収量確保ができる。短期作型では各作期に適した密植栽培及び半放任とする整枝法が有効である(平成2~6年度、岩手園試)。(4) きゅうりハウス早出し作型の跡地整理とハウス遅出し作型の植付け準備を大幅に省力化できる2作目の不耕起栽培法を明らかにした(平成9年度・普及、岩手農研セ)。 (5) きゅうりセル成型苗の直接定植における、定植時の不順天候等の緊急対応技術として、3日間以内の簡易予冷庫(10℃暗黒条件)での短期貯蔵が有効である(平成13年度・指導、岩手農研セ)。
研究対象 キュウリ・トマト・ピーマン
戦略 園芸
専門 経営
部門 野菜
カテゴリ きゅうり 経営管理 栽培技術 省力化 大規模経営 トマト 播種 ピーマン 不耕起栽培

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