課題名 |
土壌硬化剤「マグホワイト」の寒冷地における利用技術の開発 |
研究機関名 |
岩手県農業研究センター
|
研究分担 |
生産工学
|
研究期間 |
新H17~20 |
年度 |
2004 |
摘要 |
目的:(独)農業工学研究所などで自然にやさしい土壌硬化剤(開発名称:マグホワイト)が新たに開発され、簡易舗装・畦畔造成・農地浸食防止、護岸ブロック・U字溝などの二次製品、地表面マルチング・雑草抑制、公害処理など多岐にわたる利用技術として提案されている。しかしながら、当県は寒冷地であることから、特に複数年の利用に当たっては越冬中の凍結融解の可能性があるなどの課題が残されており、適用条件・利用方法などについてさらに検討が必要である。また、地表面マルチング・雑草抑制については、本格的な研究がなされていない。 よって、当研究課題では、マグホワイトの特性を把握し、寒冷地における利用可能性の探索、適用条件の解明および利用技術の開発を目的とする。新規性:導入理由:農業農村整備関係の施工事例はあるが、寒冷地での事例が少ない。また、雑草管理を目的とした本格的な営農利用は初めてである。成果対象:普及到達目標:ア 寒冷地における土壌硬化剤「マグホワイト」の特性・適用条件を明らかにする。イ 寒冷地における土壌硬化剤「マグホワイト」の利用技術を開発する。予定成果(初年目):寒冷地における土壌硬化剤「マグホワイト」の特性解明(簡易試験施工調査)予定成果(2年目):寒冷地における土壌硬化剤「マグホワイト」の特性解明(越冬後の状況確認)予定成果(3年目):寒冷地における土壌硬化剤「マグホワイト」の適用範囲、利用法の提案予定成果(4年目):寒冷地における土壌硬化剤「マグホワイト」の利用技術の開発期待効果:ア 再生資源(現場の土等)を利用することにより、コンクリート等の二次製品を用いない施工が可能となり、農業農村整備の更なる低コスト化が図られる。 イ 土壌硬化剤「マグホワイト」で硬化させた土壌は、農家レベルで農地に戻すことが可能である。このことは、農地の有効利用につながる。 ウ 土壌硬化剤「マグホワイト」を用いた雑草管理を行うことにより、農薬使用量の低減につながる。また、散布回数によっては中間管理の省力化が図られる。
|
研究対象 |
-
|
戦略 |
環境
|
専門 |
共通
|
部門 |
農業土木
|
カテゴリ |
病害虫
雑草
省力化
低コスト
農薬
|