課題名 | 実需者ニーズに応じた業務用米生産のための水稲省力低コスト技術の確立 |
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研究機関名 |
茨城県農業総合センター農業研究所 |
研究分担 |
経営技術研究室 作物研究室 病虫研究室 |
研究期間 | 新H16~18 |
年度 | 2004 |
摘要 | 目的:水稲の省力的生産技術を確立するために、本県育成品種「ゆめひたち」等の不耕起乾田直播作業体系を構築するとともに、目標収量・品質が得られる管理技術を明らかにする。また、業務用米の実需者ニーズを明確化するとともに大規模経営における不耕起乾田直播栽培技術の導入・定着条件を解明する。 成果の概要:(i)4月下旬以降に播種する不耕起乾田直播栽培では、移植栽培に比較して生育が遅れるために、初期害虫の発生は少ないが、後期害虫の発生が多くなる。特に、カメムシ類の発生に注意する必要がある。(ii)実需者が業務用米に求める要件は「価格」、「年間供給可能なロット」、「品質の安定」である。特に、「価格」は最も優先すべき項目で、実需者が希望する価格は用途により異なるが290円~370円/kgである。(iii)大規模経営に不耕起乾田直播栽培を導入するシミュレーション分析では、直播の生産コストは移植栽培に比較して10%程度、さらに、麦・大豆を組み合わせることで18%程度削減可能である。 |
研究対象 | 水稲 |
戦略 | 土地利用型農業 |
専門 | 栽培生理、農業機械、害虫、経営 |
部門 | 稲 |
カテゴリ | 害虫 カメムシ 乾田直播 管理技術 経営管理 コスト 栽培技術 水稲 大規模経営 大豆 低コスト 播種 品種 |