課題名 |
クリスマスイチゴ「越後姫」を実現する高品質安定生産技術の確立 |
研究機関名 |
新潟県農業総合研究所園芸研究センター
|
研究分担 |
栽培施設科
|
研究期間 |
継H15~17 |
年度 |
2004 |
摘要 |
目的:イチゴ「越後姫」栽培農家の所得向上を図るため、超促成栽培により12月から高品質出荷を実現できる高設栽培技術を確立する。 計画:(1)超促成栽培技術の開発(花芽分化促進技術と連続出蕾技術の確立) (2)高設栽培における高品質安定生産技術の確立(培地の種類と適正管理技術、養水分管理、生産阻害要因の改善) 得られた成果:(1)「越後姫」の暗黒低温処理(12℃、25日)の花芽分化促進処理で10月下旬から収穫開始可能となった。なお総収量は普通促成並であった。 (2)高設栽培におけるI液型養液管理技術を確立し、総収量を15%増加させることができた。 (3)3月下旬に施肥を打ち切ることとで(以降は水のみ)果実品質を向上させ、過繁茂を防止できる。なおこの方法でも5月末までの収量は低下しない。 (4)自家中毒物質による収量低下は20%達する。 成果の受け渡し先:活用技術として「イチゴ(越後姫)高設栽培に対応したI液型養液管理技術」を公表するとともに、「越後姫」高設栽培指導の手引きを改編作成し普及を図る。 残された問題点:低コスト・環境に配慮し、廃液を出さない循環式は高設栽培の開発と、アレロパシー物質による連作障害回避技術の確立を検討する。
|
研究対象 |
イチゴ
|
戦略 |
園芸
|
専門 |
栽培生理
|
部門 |
野菜
|
カテゴリ |
アレロパシー物質
いちご
管理技術
くり
栽培技術
出荷調整
施肥
低コスト
連作障害
|