課題名 |
野菜を導入した高収益水田輪作体系の確立 |
研究機関名 |
石川県農業総合研究センター
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研究分担 |
共同研究
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研究期間 |
継H15~17 |
年度 |
2004 |
摘要 |
目的;ブロッコリーの高品質安定生産技術と根こぶ病対策及びネギの省力的安定生産技術の確立する。得られた成果;(i)10月初旬から11月中旬にかけてLP50、LP40またはLP30とLPS40を畦中央に条施肥しマルチ被覆する秋造成畦は早春まきブロッコリー栽培に利用できるものと考えられる。(ii)水田を利用した越冬夏どりネギ栽培では、9月下旬に播種し、11月上旬の定植時に被覆尿素肥料を全量基肥条施用すると平年の積雪深・期間では十分越冬可能で、翌春の抽だいの発生も少なくなることから、収量は増加すると考えられた。(iii)水田輪換畑で9月下旬に播種し11月上旬に定植する越冬夏どりネギ栽培では、大豆作付跡地土壌を利用することで定植時の砕土率が高まり、定植作業が容易となる。また、越冬後の生育も良好になるため、大豆作付跡地の利用は効果的であると考えられた。 (iv)水田輪換畑で4月上旬に定植する夏秋どり栽培では、前年大豆作付跡地土壌を利用することで定植時の土壌含水率が低下し、砕土率が高まるため、作業性は向上し、定植後の苗の活着も良くなると考えられた。また、深さ12~22cmの範囲での耕起では大きな収量差は認められず、生育中の土寄せや除草等の作業性を考慮した場合は全層耕起のほうが適当であると考えられた。(v)連作等により、根こぶ病の休眠胞子が高濃度に存在すると思われる圃場にいては、定植を3月下旬に行うだけでは発病回避できないが、フルスルファミド粉剤の施用を同時に行うことで、その効果が発揮できるものと考えられた。(vi)春作ブロッコリーにおいてフルスルファミド粉剤を所定量施用した場合、秋作ブロッコリーにおいて薬剤処理を省略できることが示唆された。
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研究対象 |
ブロッコリー・ネギ
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戦略 |
園芸
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専門 |
栽培生理
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部門 |
野菜
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カテゴリ |
肥料
病害虫
栽培技術
除草
水田
施肥
大豆
ねぎ
播種
春作
ブロッコリー
薬剤
輪作体系
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