根域管理と遠隔操作による担い手にやさしい野菜の養水分管理システムの実用化

課題名 根域管理と遠隔操作による担い手にやさしい野菜の養水分管理システムの実用化
研究機関名 石川県農業総合研究センター
研究分担 共同研究
研究期間 継H15~19
年度 2004
摘要 目的;トマト、スイカ、サツマイモについて、養水分管理を自動化し、新規栽培者でも容易で簡便な管理技術を確立する。得られた成果;(i)トマトの養液栽培において対照区の廃液率は生育初期の50%前後から6月以降の10%前後までやや大きめに変動したが、培地の体積含水率は35~40%と期間を通して安定した推移を示し、培地水分状態は特に問題はなかった。また果実肥大、収量等は平均果重195g、株当り収量4kgを確保した。(ii)海洋深層水希釈培養液を給液したトマト養液栽培のいずれの区も生育遅延、生育障害等は認められず対照区とほぼ同様に生育した。(iii)トマト養液栽培の希釈濃度については、半促成作型同様、海洋深層水希釈濃度が小さい程果実が小さくなり、糖度は上昇する傾向がみられた。(iv)スイカの灌水同時施肥栽培の生育は側面遮根および遮根無しで劣り、収量は遮根無しで優れた。空洞果や裂果が側面遮根で多く、慣行栽培では裂果が少なかった。(v)スイカの灌水同時施肥栽培の1200L区で初期生育が優れたが、収量は900L区で優れた。また、1200L区、慣行区でうるみ果が多くなったことより、株当たり総給液量は900L以下でよいと考えられた。(vi)スイカの灌水同時施肥栽培の日給液回数は1回より4回が良いと考えられた。(vii)トマト養液栽培の赤土培地6L/株では少量多回数型の給液方法が適すると思われた。また、半促成作型の生育盛期給液量は1株日当り2Lで十分と思われた。(viii)トマト養液栽培の夏季の給液量は1株日当り2.4Lが適当と思われた。また、気温が30℃を超える夏季日中の高温条件下では培地の体積含水率が25%を下回るとしおれが発生し、指標の1つと考えられた。(ix)サツマイモの灌水管理におけるTDRセンサー値を指標とした遠隔監視・制御システムでの管理は土壌水分の変動も少なく、経験的な慣行潅水管理と比べて合理的な潅水管理が可能と考えられた。
研究対象 トマト・スイカ・サツマイモ
戦略 園芸
専門 栽培生理
部門 野菜
カテゴリ 遠隔操作 管理技術 管理システム すいか 施肥 トマト 水管理 養液栽培

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