課題名 | ウメ栽培における減農薬とせん定枝等園内未利用資源の活用技術の確立 |
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研究機関名 |
福井県園芸試験場 |
研究分担 |
営農環境 |
研究期間 | 継H13~17 |
年度 | 2004 |
摘要 | 果実の黒星病は無防除区で多発した。かいよう病は調査ほ場によってかなり異なったが、灰色カビ病は少なかった。ウメシロカイガラムシの第1世代幼虫ふ化初日は前年より早くなった。また、このカイガラムシに対する寄生蜂の寄生率は防除回数によって異なる傾向がみられた。減農薬栽培の可能性を検討したところ、2回もしくは3回の防除でも黒星病の発生果率は低下する傾向がみられた。さらに、ウメせん定枝チップの表面散布条件下での分解率は、4月から11月までの7ヶ月間で約40%であり、ウメチップ堆肥では約10%であり、稲わらでは約60%であった。また、ナギナタガヤの草生栽培はウメ幼木の新梢伸長量を抑制した。土壌中のNO3-N含量は5月上旬頃まで少なく推移し、ウメ樹との間でNの競合が生じたと思われた。しかしながら、夏枯れしたナギナタガヤはそのまま放置することにより、夏に分解されてNの無機化が生じ、樹勢の維持に利用されることが伺われた。 |
研究対象 | ウメ |
戦略 | 園芸 |
専門 | 病害虫 |
部門 | 果樹 |
カテゴリ | 病害虫 うめ 害虫 黒星病 農薬 防除 未利用資源 |