食味本位リンゴ生産の要因解明・技術体系化と新商材の開発  1.技術開発試験 (2)食味本位リンゴの省力・低コスト・平易化栽培技術の開発

課題名 食味本位リンゴ生産の要因解明・技術体系化と新商材の開発  1.技術開発試験 (2)食味本位リンゴの省力・低コスト・平易化栽培技術の開発
研究機関名 長野県果樹試験場
研究分担 栽培部
研究期間 完H12~16
年度 2004
摘要 ふじ、シナノスイートなどへの摘花剤・摘果剤・摘葉剤利用技術を確立するとともに、着色系統の利用及び着色監理の省力化技術を確立する。
・新摘花剤KC-1129には、「ふじ」、「つがる」、「シンノスイート」を、CS-11Hには「ふじ」、「つがる」を、AKD-857には「ふじ」をそれぞれ供試し検討したところ、いずれも摘花効果が確認された。「ふじ」に対しては新摘花剤3剤とも実用性があり普及が見込める。
・新品種「シナノスイート」、「シナノゴールド」、「秋映「に対するNAC剤の摘果効果について検討したところ、いずれも摘果効果が認められたが「秋映」は過剰摘果となった。「シナノスイート」、「シナノゴールド」に対してはNAC剤は実用性があり普及が見込める。
・摘花・果剤を利用しても着果管理が遅れると翌年の花芽率が低下するので注意が必要である。 ・摘葉剤の処理時期、処理方法と摘葉効果との関係、および効果の程度と果実品質との関係について明らかにできた。
・「ふじ」、「シナノスイート」に対してジョンカラープロの摘葉効果と葉摘み作業時間の省力効果が確認できた。 ・「2001ふじ」は、「長ふ12」に比べて葉摘みの程度が小さくても葉陰の少ない果実生産が可能なことが明らかとなった。また、摘葉剤散布だけの着色管理では、着色の均一性の向上はみられなかったが、葉摘み作業の省力化ができることが明らかとなった。また、収穫回数を2回に分け玉回しを早めに行うと葉陰が改善されることが明らかとなった。
・「秋映」は、落ち着いた樹勢だと着色管理の省力化が可能であり、また強樹勢樹でも収穫を遅らせると適樹勢と同程度となり、貯蔵性も差がないことが明らかとなった。しかし、適樹勢だと収穫時期を2週間遅くすると貯蔵性がやや劣る。また、一斉収穫を行っても糖度のバラツキが少ないことから、収穫回数の省力化が可能なことが明らかとなった。
研究対象 リンゴ
戦略 園芸
専門 栽培生理
部門 果樹
カテゴリ カラー 栽培技術 省力化 新品種 低コスト 良食味 りんご

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