課題名 |
動物質飼料に依存しない高泌乳牛の栄養管理技術の確立 |
研究機関名 |
長野県畜産試験場
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研究分担 |
酪農部
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研究期間 |
継H16~18 |
年度 |
2004 |
摘要 |
関東東海北陸8公立試験場の2産以上の泌乳牛61頭を用いて分娩後5日から110日(15週間)まで試験飼料をTMRで給与して実施中である。[試験区の特徴]コーンN区:粗蛋白質(CP)が14%程度。ルーメン分解性蛋白質(CPd)の含量が低く、菌体蛋白質の合成量が少ない。ルーメン非分解性蛋白質(CPu)の含量は多く、代謝リジンが乳生産の制限要因となる見込み。さらに、炭水化物の分解性に対してルーメン内の窒素は大きく不足しており、乾物摂取量が低下し、乳量が低下する可能性がある。大麦E区:CPが14%程度。CPdの含量は9%前後で、ルーメン分解性蛋白質が炭水化物の分解性と同調するため、菌体蛋白質の合成量が多く、41kg/日の乳生産が期待できる。12~15年度の8都県協定の飼養試験の結果から、高泌乳と窒素排泄量の低減を両立することができると見込まれる設計。JFS区:CP15.5%、CPd10.4%で、日本飼養標準(1999年)に則した設計。乳量は代謝エネルギーが制限要因となり、42kg/日を見込める。
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研究対象 |
泌乳牛
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戦略 |
畜産
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専門 |
飼養管理
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部門 |
牛
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カテゴリ |
大麦
管理技術
飼育技術
乳牛
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