課題名 |
イネ種子胚乳組織分化の分子機構に関する研究 |
研究機関名 |
京都府農業資源研究センター
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研究分担 |
基礎研究部
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研究期間 |
継H14~18 |
年度 |
2004 |
摘要 |
研究の目的:作物の種子を目的に合わせてより有効に使うために、モデル植物であるイネを用い、胚乳組織の分化に関する分子機構を明らかにする。研究の内容:ゲノム解析の基準品種である日本晴をポット栽培し、開花後3, 5, 7, 14日目の胚乳組織よりmRNAを調製し、胚乳形成期のmRNAを鋳型にcDNAを合成し、網羅的なトランスクリプトーム解析を行った。胚乳分化に重要なステージである開花後3日目に強く発現するcDNAクローンを選別し、塩基配列を決定したところ数個の新規遺伝子の存在が明らかになった。これらの遺伝子は胚乳形成初期に発現しており、胚乳分化と関連している可能性があり、今後の解析の有力候補とすることにした。登熟過程の胚乳組織の詳細な電子顕微鏡観察を行ったところ、登熟過程後期にこれまで見出されなかった貯蔵タンパク質輸送に関わる粗面小胞体由来の新規小胞を発見した。
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研究対象 |
水稲
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戦略 |
作物育種
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専門 |
育種
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部門 |
稲
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カテゴリ |
育種
水稲
品種
輸送
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