課題名 |
バイテクによる砂丘地の新園芸品目の開発 |
研究機関名 |
鳥取県園芸試験場
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研究分担 |
生工研
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研究期間 |
継H14~18 |
年度 |
2004 |
摘要 |
本県産のナガイモは長大で折れやすいため、大型機械による掘り取りが不可能である。そこで、ヤマノイモ属植物間の交雑により、長さ約60cmの短く太いナガイモを育成する。ここでは、ヤマノイモ属の雑種の獲得及びハウス内での交配時期と一致する花粉親の定植時期の調査の結果、ハウスでのヤマノイモ属の交配には、‘O系統’の5月下旬定植を中心に5月中旬、6月上旬の定植が適当と考えられた。また、胚培養により作出した交雑種の栽培特性を明らかにした結果、雑種の担根体の形状が比較的紡錘形に近い8系統と、担根体の肥大性が比較的良好だった2系統を選抜した。ヤマノイモ属では、品種、系統及び雑種のDNA鑑定による識別方法が確立されていない。DNA鑑定には信頼性の高いSSRマーカーによる識別法を採用し、技術開発を試みる。ここでは、ナガイモのSSRライブラリーを作成し、プライマーを設計した結果、布目の方法でナガイモのSSRライブラリーの作成が可能となった。また、36個のSSRプライマーを設計し、これらにより、ヤマノイモ属の遺伝子鑑定法の開発における重要な識別条件の設定が可能となった。ラッキョウは乾腐病により、大きな被害がもたらされている。そこで、乾腐病抵抗性の母本を用いて、耐病性新品種を10系統について乾府病接種試験を実施した結果、3個体が耐病性と判定され、選抜した。
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研究対象 |
ヤマノイモ、ラッキョウ
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戦略 |
園芸
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専門 |
育種
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部門 |
野菜
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カテゴリ |
育種
栽培技術
新品種
抵抗性
品種
やまのいも
らっきょう
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