課題名 |
メタン及び亜酸化窒素の吸収・排出量と施業影響の評価研究 |
研究機関名 |
愛媛県林業技術センター
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研究分担 |
研究指導室
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研究期間 |
継H14~17 |
年度 |
2004 |
摘要 |
2002年8月に3つの試験地(無間伐区、通常間伐区、小面積皆伐区)を設置し、2002年8月から2005年3月までの2年半、地温・土壌水分を測定し、温暖化効果ガスである二酸化炭素・メタン・亜酸化窒素は、土壌ガスを採取し、森林総研に送付した。 2003年8月下旬~9月上旬に通常間伐と小面積皆伐を実施した(持続的森林管理システム開発研究と同じ試験地) 1)土壌タイプでは黒色土はガス交換能が高く、樹種でもヒノキはガス交換能が高いことが示された。2)皆伐により表層地温が上昇し、間伐により土壌含水率が上昇した。この観測結果より、施業により土壌環境が変化することを具体的に示すことができた。3)森林土壌からのCO2発生量は、地温に依存し夏場多く発生し、CH4の吸収量も夏場多くなった。しかし、N20は、突発的な発生がある一方大部分は測定限界以下の発生量であった。 以上より森林土壌の温暖化防止機能が評価された。
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戦略 |
環境、森林・林業・木材産業
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専門 |
森林機能・防災
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部門 |
森林土壌
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カテゴリ |
管理システム
土壌環境
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