課題名 |
ヘルシーシリアル加工利用技術開発研究 |
研究機関名 |
愛媛県工業技術センター
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研究分担 |
食品加工室
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研究期間 |
継H16~17 |
年度 |
2004 |
摘要 |
キビ、アマランサス、キヌア等の雑穀類は、小麦、大豆等の食物アレルギーの原因穀物の代用穀類として注目されている。また、これらの雑穀類は無農薬栽培が可能なことから、安全・安心な食品素材として関心が高まっている。さらに、消費者の健康志向の高まりなどもあり、今後、需要が増加すると考えられる。そこで、これら雑穀類の機能性成分の評価試験およびγアミノ酪酸(GABA)増加試験を実施した。1 アマランサス、キヌア、モチキビのエタノールおよびアセトン抽出物のリパーゼ阻害活性は、ほとんど認められなかった。また、ESR法によるSOD活性値は、アマランサス5U/g、キヌア17U/g、モチキビ3U/gであり、活性値の高いほうじ茶の70000U/gと比較するとかなり低い値であることが分かった。2 発芽処理した雑穀類のGABAは、キヌアで8mg/100gから24mg/100g、アマランサスで1mg/100gから9mg/100gにそれぞれ増加させることができた。 3 アマランサス、キヌア、モチキビの粉末にグルタミン酸溶液を加え10℃で24時間処理を行うことにより、GABAを増加することができた。特に、アマランサスは280mg/粉末100gと最も増加量が大きかった。また、アマランサス粉末に、グルタミン酸濃度を変え、GABA生成量を測定した結果、濃度が高いほど生成量が多く、添加したグルタミン酸の約25%がGABAに変換されることが分かった。さらに、処理温度を5,10,15℃で行った時のGABA生成量は、温度が高い程は多く、15℃で325mg/粉末100gであった。
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研究対象 |
雑穀
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戦略 |
食品
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専門 |
食品加工流通
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部門 |
その他作物
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カテゴリ |
病害虫
アマランサス
加工
機能性成分
きび
小麦
大豆
茶
農薬
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