課題名 | 環境に優しい新農業資材の開発とその利用技術 (2)環境に優しい新農業資材の利用技術 (i)野菜栽培での利用技術 |
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研究機関名 |
福岡県農業総合試験場 |
研究分担 |
野菜栽培部 |
研究期間 | 継H16~18 |
年度 | 2004 |
摘要 | 高保水性培養土や生分解性ポットについて、育苗及び高設栽培において、その利用技術を確立する。 イチゴでは、高保水性培養土は保水剤や培養土の組み合わせによって保水特性が異なり、育苗培土1号とサンフレッシュGT-1を組み合わせた保水性培養土で慣行と同等の生育となった。 イチゴの生分解性ポットを直接定植した場合のポットからの発根量は、ポットの容量が大きいほど多く、育苗期間が長いほど多くなった。しかし、生分解性ポットの崩壊部及び排水穴からの発根が主であったため、慣行のポットと比べると発根量は少なかった。 トマトでは、生分解性ポットを直接定植した場合のポットからの発根量は、ポットの容量が大きいほど多く、育苗期間が長いほど多くなった。しかし、生分解性ポットの崩壊部及び排水穴からの発根が多いことで慣行のポットと比べると根量は少なかった。生分解性の紙ポットで育苗を行うと、ポリポットより培養土の乾燥が早いため、同一のかん水量の場合、有意に草丈が抑制された。 トマトの紙ポット育苗では培養土に保水剤を混和することで、無処理に対し、草丈が有意に大きくなったが、慣行のポリポット育苗よりは小さく、コンパクトな草姿となった。 保水剤を混和した培養土でトマトを隔離土耕栽培した結果、草勢が無処理よりも強く推移し、収量が増加し、やや糖度が低下した。しかし、その程度は基本培養土の組成により大きく異なった。廃液量は保水剤の混和により45%減少した。 |
研究対象 | イチゴ、トマト |
戦略 | 園芸 |
専門 | 土壌肥料 |
部門 | 野菜 |
カテゴリ | 肥料 育苗 いちご 乾燥 栽培技術 土壌管理技術 トマト 野菜栽培 |