地域特産用鶏の効率的飼養管理技術 (1)飼料中アミノ酸の調整による「はかた一番どり」の正肉比率改善

課題名 地域特産用鶏の効率的飼養管理技術 (1)飼料中アミノ酸の調整による「はかた一番どり」の正肉比率改善
研究機関名 福岡県農業総合試験場
研究分担 家畜部
研究期間 完H14~16
年度 2004
摘要 福岡県においては2種類の県産銘柄肉用鶏を生産しているが、非需要期の肉の滞貨、特に余剰むね肉による冷凍保存コストが普及拡大の大きなネックとなっている。むね肉比率が1%下がれば、年間の冷凍コストでは約15%軽減できると試算される。一方、飼料中のリジン水準によって鶏体のむね肉比率が変化するという報告があり、リジン低減飼料によってむね肉を削減できる可能性がある。そこで、リジン含量の少ないゴマ粕を配合して低リジンの肉用鶏飼料を設計し、福岡県産銘柄鶏「はかた一番どり」の飼育試験を実施した。リジンをブロイラー要求量の80および85%に制限すると、10週齢時のむね肉比率はそれぞれ約1.5および1%減少し、もも肉比率は標準飼料と同等に維持された。しかしリジン80%では有意な生体重の低下と腹腔内脂肪率の増加が認められ、85%でも同様の傾向が見られた。これらの飼料にフィターゼを添加して腹腔内脂肪の低減を試みたが、リジン80%飼料ではフィターゼの効果が見られず、85%では腹腔内脂肪は減少するがむね肉比率も標準飼料と同等に戻る結果となった。
研究対象  鶏
戦略 畜産
専門 飼養管理
部門
カテゴリ コスト ごま 飼育技術

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