課題名 | 10 農作物の病害虫防除技術(1)普通作物の主要病害虫防除技術 (i)水稲種子消毒及び育苗箱施薬による同時防除技術の確立 |
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研究機関名 |
大分県農業技術センター |
研究分担 |
植物防疫部 |
研究期間 | 継 |
年度 | 2004 |
摘要 | ■目的:いもち病、ばか苗病、細菌病、線虫等の総合的種子消毒剤を選定する。加えて、長期残効を有する苗箱処理剤による本田中後期までの残効について検討する。 ■成果:モミゲンキ水和剤はもみ枯細菌病に対して浸漬水温10℃、15℃および20℃いずれの条件下でも高い防除効果であった。同剤の50倍覆土前100ml/箱処理はもみ枯細菌病に対して防除効果は低かった。エコホープドライはばか苗病、もみ枯細菌病およびいもち病に対して高い防除効果であった。ベンレート水和剤およびスポルタック乳剤はMBI-D剤耐性菌由来の葉いもちに対して対照のヘルシードTフロアブルと同等の防除効果であった。スクミリンゴガイに対し、ショウリョクジャンボの移植4日後投げ込み処理と浅水管理併用の防除効果は、対照のキタジンP粒剤移植後散布と浅水管理の防除体系よりやや劣った。キタジンP粒剤の移植後散布とショウリョクジャンボの移植4日後投げ込み処理、浅水管理の防除体系は対照と同等の防除効果であった。プリンス粒剤の移植当日処理はイネクロカメムシに対して対照のスタークル箱粒剤と比較して優る防除効果であり、同剤の播種時覆土前処理は対照より同等以上の防除効果であった。グランドオリゼメートオンコル粒剤の移植当日処理はイネクロカメムシに対して対照のスタークル箱粒剤と同等の防除効果であった。 |
研究対象 | 水稲 |
戦略 | 土地利用型農業 |
専門 | 病害虫 |
部門 | 稲 |
カテゴリ | 育苗 いもち病 害虫 カメムシ 種子消毒 水稲 スクミリンゴガイ 耐性菌 播種 病害虫防除 防除 水管理 もみ枯細菌病 |