課題名 |
リモートセンシング及びGISを応用した草地生産基盤評価法の開発 |
研究機関名 |
北海道立根釧農業試験場
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研究分担 |
作物科
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研究期間 |
完H15~17 |
年度 |
2005 |
摘要 |
衛星リモートセンシング及びGISを応用して、基盤整備や草地更新等の事業計画や評価に活用できる草地評価法を開発する。・(ア)圃場単位でのNDVI平均値が収量を評価、NDVI標準偏差が草地の均一性を評価しているという考えに基づき、草地の評価方法を次の様に整理した。(i)NDVI平均値が高く、NDVI標準偏差が小さい圃場は収量が多く、植生が均一な圃場であり状態の良い草地。(ii)NDVI平均値が低く、NDVI標準偏差が大きい圃場は収量が少なく、植生が不均一な圃場であり状態の悪い草地。このような評価に応じて色分けして草地の状態を判断しやすいマップを作成した。(イ)NDVI平均値を草地整備前後で比較すると、値が高い部分では事業前後で変化がなく、値が小さい部分では事業後に高くなる傾向にあった。これはNDVIが収量を反映していることの裏付けで草地整備により低収圃場の収量性が改善されたことを示していると考えた。NDVI標準偏差を草地整備前後で比較すると、事業後に低くなる傾向にあった。これはNDVI標準偏差が圃場内の収量のバラツキを反映していることの裏付けで草地整備により圃場内の収量ムラが解消したことを示していると考えた。これらからNDVI平均値と標準偏差から草地整備事業の事前事後評価が可能であることが分かった。
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研究対象 |
飼料作物
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専門 |
情報
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部門 |
草地・飼料作
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カテゴリ |
飼料作物
評価法
リモートセンシング
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