課題名 |
北海道農業先進技術実証事業-大豆の高品質・安定多収栽培技術の実証事業- |
研究機関名 |
北海道立北見農業試験場
|
研究分担 |
技術体系化チーム
|
研究期間 |
完H12~17 |
年度 |
2005 |
摘要 |
試験目的:従来開発されてきた大豆の栽培技術を当地域の輪作体系の現状に適したよりきめこまかな応用技術として改良するとともに、他作物について大豆の前後作や省力化の観点から栽培技術を見直し、生産現場において実証する。成績の概要:○大豆新品種、有望系統の導入、密植による安定・多収:「十育238号」は「トヨホマレ」と比較して、成熟期はやや早く、収量は裁植密度により異なるが、同程度から上回った。裂皮の発生率はほぼ同じで、百粒重は本事業の供試品種、系統中最も大きかった。(b)わい化病防除新規薬剤試験:処理区の有翅虫、無翅虫は無処理区に比べてかなり少なく、無処理区の発病率は6.2%であったが処理区では発生がほとんどなかった。処理区の収量は無処理区に比べ7%高かった。○大豆のコンバイン収穫試験:「十育238号」は、標準密度、1.5倍密植では主茎長、最下着莢位置が低く、総損失は両密度ともに10%を越えた。しかし、2倍密植ではコンバイン収穫の要件を満たし、総損失は概ね5%であった。○倒伏防止のための前作てん菜の減肥試験:減肥処理による倒伏の改善は見られなかった。収量は昨年同様に減肥少区は農家慣行施肥区並であったが、減肥多区ではやや減収した。○秋まき小麦の大豆畦間播種栽培(大豆畦間とドリル播の比較):秋まき小麦の大豆畦間播種栽培の収量は、少雨と圃場の透排水性や干ばつの影響の違いもあり、今年度はドリル播標準播種より収量が劣った。○てんさい輪作と連作の比較:直播栽培で連作圃場と輪作圃場でのてんさいの生育と収量の比較を実施。連作圃場では根腐れ症状株率が輪作圃場より高く、収穫株数も少なかった。
|
研究対象 |
大豆
|
専門 |
栽培生理
|
部門 |
大豆
|
カテゴリ |
栽培技術
直播栽培
省力化
新品種
施肥
大豆
多収栽培技術
てんさい
排水性
播種
品種
防除
薬剤
輪作
輪作体系
わい化
|