課題名 | 北海道優良基幹種雄牛育成事業 |
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研究機関名 |
北海道立畜産試験場 |
研究分担 |
家畜生産部育種科 畜産工学部受精卵移植科 |
研究期間 | 新H17 |
年度 | 2005 |
摘要 | 道内黒毛和種繁殖雌牛群の改良のため、受精卵移植等の新技術を活用して優良な基幹種雄牛を作出する。方 法:(1) 候補種雄牛の選抜(i)1次選抜14検定群(移植年度)4頭の候補種雄牛について、直接検定および体細胞クローン検定により、1次選抜を実施した。(ii)2次選抜10検定群2頭の候補種雄牛について、現場後代検定により、2次選抜を実施した。(2) 造成済み種雄牛の産子能力調査 造成済み種雄牛について、その産子の発育状況や繁殖性を調査した。成績の概要:(1)-(i) 4頭の候補種雄牛から、「隆安平」と「北安裕3」の2頭を1次選抜し、後代検定調査牛生産のため調整交配を実施した。(1)-(ii) 「北加島」、「北平茂安」の現場後代検定成績が判明した。「北加島」はバラの厚さが大きく、枝肉重量とロース芯面積も全国でトップクラスであったが、脂肪交雑はやや劣る成績であった。また「北平茂安」はロース芯面積が小さく、脂肪交雑も平均的な成績であったため、この2頭については、選抜落ちとした。(2) 平成12年に作出した基幹種雄牛「深晴波」について、産子の市場成績および繁殖供用状況を調査した。枝肉市場成績では「美津福」や「安平」を父にもつ繁殖雌牛との交配による産子が良好であった。雌産子の発育成績は、子牛市場出荷時、繁殖供用時ともに良好であった。特に月齢が進むにつれて発育が良く、後躯が充実している傾向が認められ、繁殖雌牛群の発育改良に貢献しているものと考えられた。 |
研究対象 | 肉用牛 |
専門 | 育種 |
部門 | 牛 |
カテゴリ | 育種 受精卵移植 出荷調整 肉牛 ばら 繁殖性改善 |