地域資源を有効利用した自給飼料主体TMR供給システムの開発

課題名 地域資源を有効利用した自給飼料主体TMR供給システムの開発
研究機関名 北海道立畜産試験場
研究分担 根釧農試プロジェクトチーム
畜試プロジェクトチーム
研究期間 新H17~19
年度 2005
摘要  自給飼料を主体とするTMR供給システムを開発し、マニュアル化するために、自給飼料主体TMR生産にかかわるTMR素材と技術を開発する。畑作酪農地帯では農産副産物のTMR素材としての活用法を開発する。方法:生ビートパルプおよび糖蜜の活用法を検討する。 処理:廃糖蜜添加水準5(乾物比0, 5, 10, 15, 20%)(フレコンバック(500kg容)を用いてサイレージ調製) 調査項目:飼料成分、消化率(羊4頭)、嗜好性(一対比較法、泌乳牛10頭)、 採食性(一日摂取量、泌乳牛5頭)、発酵品質、保存性(室温25℃に放置)成績の概要:(1)化学成分、TDN含量:糖蜜添加量が増えるともに、ビートパルプサイレージ(以下、BPS)の乾物率、灰分、NFCおよびカリ含量が増加し、NDF含量は低下した。OM消化率は糖蜜10%添加まで一定の向上がみられたが、15%以上では消化率の増加率は低下した。糖蜜添加量の増加とともにOM含量が低下したことから、TDN含量は糖蜜10%添加(73.2%)が最も高かった。(2)嗜好性・採食性:糖蜜添加により嗜好性が2次曲線的に高まる傾向が認められ、糖蜜15%添加で最も高かった。採食性(一日飽食量)についても同様な傾向を示し、15、20%で10kgDM/日以上と多かった。(3)発酵品質:糖蜜添加により、pHは3.6から4.3に高まる傾向が見られるものの、乳酸含有量は7から14%と増加し、いずれも発酵品質は良好であった。 以上から、嗜好性、採食性は15~20%添加が良好であるが、糖蜜添加によりカリ含量が多くなること、また、10%添加でTDN含量が最も高いことから、糖蜜添加量は10%が適当と考えられた。
研究対象 乳用牛
専門 飼養管理
部門
カテゴリ 飼育技術 乳牛

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