課題名 |
3 ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 (2) ふじの「内部褐変」発生の要因解析 (i) 有袋・無袋による発生の相違と果実代謝の関係:有袋果及び無袋果の果肉中総ポリフェノール含量及びポリフェノールオキシダーゼ活性の比較 |
研究機関名 |
青森県農林総合研究センターりんご試験場
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研究分担 |
栽培部
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研究期間 |
継H17~21 |
年度 |
2005 |
摘要 |
目的:スターキングデリシャス’において、貯蔵中の蜜褐変部では健全部と比較してポリフェノール含量が少ないことが報告されており、この褐変はポリフェノール類の酸化に起因するものであることが示唆されている。また、‘ふじ’の内部褐変は、有袋果では無袋果より発生が少ないことが確認されている。そこで、生育期から貯蔵中にかけて、果肉中の総ポリフェノール含量及びその酸化酵素であるポリフェノールオキシダーゼ活性(以下PPO活性)を有袋果と無袋果で比較することにより、内部褐変とポリフェノールとの関係性を検討する。 結果:満開後130日及び171日で有袋果のPPO活性がやや高かったが、褐変度に差が見られなかったことから、褐変の程度を大きく左右するほどの差ではないと考えられた。よって、生育期から収穫期では有袋果と無袋果の間で果肉が褐変(ポリフェノールの酸化による褐変)する素質に差はないと考えられた。
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研究対象 |
りんご
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専門 |
栽培生理
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部門 |
果樹
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カテゴリ |
果実障害
内部褐変
りんご
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