課題名 |
異常気象を克服する水稲の高度耐性育種母本の開発と特性解明 |
研究機関名 |
宮城県古川農業試験場
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研究分担 |
作物育種部
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研究期間 |
継H16~20 |
年度 |
2005 |
摘要 |
超耐冷性系統の一般特性と耐冷性程度を調査した。「ひとめぼれ」は70%程度の不稔歩合であったが,超耐冷性系統のほとんどが10%以下の不稔歩合で極めて強い耐冷性を示した。多くの系統は草姿,玄米品質が実用系統に比べると劣ったが、比較的稈長が短く,倒伏も少ない系統もあった。 高温耐性では、高温処理で基白粒と背白粒の発生が顕著に増加し,その発生程度は系統・品種で大きく異なった。「東北177号」と「ふさおとめ」の交配後代から,高温処理下で「越路早生」,「てんたかく」よりも背白・基白粒の発生の少ない「東1138」を選抜した。(3)葉いもち抵抗性では「東北188号」,「東北糯161号」,「中部111号」などが高度の圃場抵抗性を有することが確認された。「中部111号」と「東北176号」の組合せから葉いもち・穂いもち抵抗性が強以上の2系統を選抜した。また,「ひとめぼれ」と「大地の風」等の組合せから高度穂いもち抵抗性系統を選抜した。
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研究対象 |
水稲
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専門 |
育種
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部門 |
水稲
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カテゴリ |
育種
高温耐性
水稲
抵抗性
品種
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