課題名 | 中山間地域特性を活かした生産技術開発試験 4絹糸昆虫の新利用技術の開発 (2) 野蚕・家蚕シルクの新利用技術の開発 (ii)野蚕シルク溶液、シルク膜、シルクパウダーの開発 |
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研究機関名 |
福島県農業試験場 |
研究分担 |
梁川支場 |
研究期間 | 完H12~17 |
年度 | 2005 |
摘要 | 野蚕の絹フィブロインの粉末化を検討するとともにその利用法の可能性を検討する。供試した野蚕は天蚕、柞蚕、ウスタビガ、エリサン、ヨナグニサンおよびクリキュラで、その絹フィブロイン粉末をすべて得ることができた。従来の家蚕粉末化法と比べて、絹フィブロインの溶解後直ちにゲル化析出沈殿し透析することなく粉末化に処する、また収率も高く80%以上の回収率であった。これらの粉末は繊維状のものと異なり、溶解により分子量は低くなり、また無定型成分が多く吸湿量も多くなると考えられる。得られた絹フィブロイン粉末を適当な分子量分画に調製し、これと金属イオン等との相互作用を解析することにより、野蚕絹フィブロインの機能利用としてのその展望が開くと思われる。 |
研究対象 | 野蚕 |
戦略 | 畜産 |
専門 | 生命科学 |
部門 | その他家畜 |
カテゴリ | くり 中山間地域 |