高標高畑の高度利用を支援する新たな作付体系の確立

課題名 高標高畑の高度利用を支援する新たな作付体系の確立
研究機関名 新潟県農業総合研究所高冷地農業技術センター
研究分担 高農技外3部署
研究期間 継H16~18
年度 2005
摘要 1 耕地保全技術の検討ソバ作付による抑草効果は大きく、省力的耕地保全技術として有効と考えられる。前年度ソバ作付放置区は発芽しなかった。高標高畑(標高約900m地)で実施した。2 高度利用作付体系の確立 (1) ソバとの組み合わせによる主要野菜の効果的な輪作体系の検討ア 越冬後も前年ソバ作付地は雑草発生が抑制された。また、ソバの雑草化が確認された。イ 前年ソバ作付区においてスイートコーンは収量に差がなく、バレイショ・ニンジンはソバの雑草化により収量が減少した。ウ 5/20 ないし6/20にソバを10a当たり6kgは種、7/7にすきこみ、ニンジンを作付けした。すき込み量が多いほど初期の雑草発生は抑えられたが、その後の抑草効果は 低く、ニンジン栽培は困難であると思われた。エ ソバをすき込むことにより雑草発生時期が遅れ、すき込み後2~4週の雑草発生本数が少なくなった。 (2) 高度利用作付け体系の確立(高標高条件を活かした夏秋生産イチゴの栽培技術)ア秋定植作型では、翌年6月中旬から収穫可能となった。6月中・下旬まで摘花房を行うと総収量が1~2割減少したが、収穫ピークが7月下旬(慣行6月下旬)になり、7~10月 間の収量は増加した。イ 夏秋どり(春植え) 栽培に適する品種を検討した。ウ 定植時期(5月下旬・慣行、6月上旬、6月中旬)の違いによる秋季収量を検討したが、定植時期を遅らせることで秋季収量は増加しなかった。エ 省力的摘花(1番花は摘除、2番花以降は秀品果と判断されたものを収穫、花房に秀品果がないと判断した時点で花房ごと除去)方法を検討した。慣行摘花方法と同程度の収量があがり、摘花に要する時間は減少した。規格外果の減少も認められた。
研究対象 ソバ外
専門 栽培生理
部門 野菜
カテゴリ 病害虫 いちご 栽培技術 雑草 そば にんじん ばれいしょ 品種 輪作体系

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