課題名 | 北陸の気象・重粘土壌条件下での高商品性省力果樹栽培技術の確立 |
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研究機関名 |
石川県農業総合研究センター |
研究分担 |
園芸栽培G 育種G |
研究期間 | 新H17~19 |
年度 | 2005 |
摘要 | 目的:日本ナシにおける養液土耕等による高糖度等高品質果実生産技術の開発と多日照・多雪等の気象条件に即した省力管理技術の開発及び経営モデルの作成 得られた成果:(i)根域制限高畝栽培方式による6年生樹(定植4年目)において、用土の種類の違いが樹体生育、収量、果実品質に及ぼす明らかな影響は認められなかった。(ii)用土の容量の違いが樹体生育、収量、果実品質に及ぼす明らかな影響も認められなかった。(iii)養液土耕方式において、養液濃度の違いが果実品質、収量等に及ぼす影響は認められなかった。(iv)養液土耕方式において、養分供給停止時期を早めると、果実肥大期後半における根の硝酸吸収が抑制され、果肉がやや硬くなり、収穫期が前進化するものと考えられた。(v)高畝式根域制限、改良二分整枝栽培「幸水」6年生樹における棚下側枝の更新・育成、せん除は、収量性をやや低下させるものの、果実品質、樹体生育には影響しないことが明らかとなった。(vi)既存の大規模水田作経営とナシ栽培普及のターゲットとして、5ha以下も視野に入れた比較的小面積の経営、雇用労働力を活用している企業的な水田作経営、潜在的な労働力を抱えた集落営農等の組織経営体が考えられる。また、ナシ栽培における省力化技術の確立が有効である。 |
研究対象 | ナシ |
専門 | 栽培生理 |
部門 | 果樹 |
カテゴリ | 経営管理 経営モデル 栽培技術 省力化 省力管理技術 水田 日本なし |