アズキの高品質安定生産技術の確立

課題名 アズキの高品質安定生産技術の確立
研究機関名 石川県農業総合研究センター
研究分担 能登分場
研究期間 完H15~17
年度 2005
摘要 目的:奥能登で栽培されているアズキの特性を調査し、能登大納言優良系統選定の資料とする。系統と播種期の違いによる時期別の収穫割合を調査する。一斉収穫技術の確立のため、播種期と一斉収穫時期の違いが収量、品質に及ぼす影響を検討する。
得られた成果:(i)能登の4系統は丹波系に比べ百粒重が重く、収量性も高かった。中でも、町野Yは百粒重が際立って重く、収量も初期の播種期から安定して多かった。種皮色はやや黒味を帯び他と異なった。柳田Nは収量性が最も高かったほか莢取り収穫による10月収穫率が高く早生性を示した。農研3、三崎Mの2系統は収量性、粒大ともやや劣った。開花期や草丈、形態等は大差なかったが、町野Yは倒伏程度がやや軽く最長分枝長が短め、柳田Nは株当たりの着莢数が多いのが特徴的であった。柳田N、三崎Mは熟莢色に変異があったため2系統に細分化し、三崎Mの種皮色の淡い白さや系を淘汰した。(ii)能登の4系統は10月11日から順次収穫でき、収穫80%到達日は10月末~11月上旬であったが、7月30日播きではやや遅れ11月中旬であった。7月5日の早播きにおいては収穫期が早まることはなく、収穫80%到達日数が長くなった。収穫開始から収穫80%到達までの日数は、能登の4系統とも播種期の違いによる差は少なく、熟期が斉一化し一斉収穫に適する系統、播種期はなかった。成熟パターンの特徴として能登系は10月の成熟スピードが速く、気温の低下により緩慢になるのに対し、丹波系は逆に11月に入ってから急激に成熟が進むことが明らかになった。(iii)莢の成熟は区によるバラツキはあったが、収穫期が遅くなるほど成熟率が高くなった。収量は早い収穫期と極遅い収穫期において低く、原因は早い時期では子実の肥大不足、遅い時期では子実の腐りなど障害が多かったことがある。百粒重は収穫が遅くなるほど重くなる傾向であったが、11月下旬以降では逆に低下した。なお、収量、粒大とも莢採り収穫が安定して良かったほか、一斉収穫においては立毛中における脱莢、脱粒による収量低下はほとんど無かった。また、種皮色濃淡や揃いなど外観品質は11月中旬収穫が莢採りに次いで良かった。
研究対象 アズキ
専門 栽培生理
部門 野菜
カテゴリ あずき 播種

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