山菜・山野草の栽培化技術と特産品の開発  1 流通および販売対策

課題名 山菜・山野草の栽培化技術と特産品の開発  1 流通および販売対策
研究機関名 石川県農業総合研究センター
研究分担 能登分場
研究期間 新H17~18
年度 2005
摘要 目的:市場担当者と消費者の山菜に対するニーズを把握し栽培化技術の導入可能性を検討する。また、野ブキ、ギョウジャニンニク及びウド市場の特徴を整理するとともに、早期出荷した場合の予測価格を試算する。
得られた成果:(i)市場担当者に対する調査より、野ブキについては、先端が細い、根元の赤みが適度にある、空洞が無いことから品質は良いと評価された。ウドは、現在入荷している石川県産のモノ同様、他県産に比べ軟白が短く山うどの風合いがあり差別化できる。他県産のギョウジャニンニクは根元の白い部分がない。持参したサンプルでは根元に白い部分があるサンプルの評価が高く差別化が可能である。シュンランは十分な品質が確保されていた。消費者に対する調査より、20~30代と40代では、山菜を購入する際に重視する点として旬を挙げているが、50代では食材一般と同様、産地と価格を重視している。(ii)野ブキ市場は早い時期の入荷量が少なく高価格であり、入荷量の増加とともに価格は下落する。一方、入荷量のピークである5月中旬を過ぎると、入荷量の減少にも関わらず価格はあまり上昇しない。これは、野ブキの需要には、「旬」が影響しているためと考えられ現状における4月下旬と同量(3,253kg)となった場合の価格は、4月上旬が800円、4月中旬が600円程度と予測される。(iii)ギョウジャニンニク市場は3月上旬以降(春期)、入荷量の増加とともに価格は下落する。一方、入荷量のピークである3月下旬を過ぎると、入荷量の減少にも関わらず価格はあまり上昇しない。これは、春期の需要に「旬」が影響しているためと考えられ、3月上旬に79kg栽培により出荷した時の価格は6,943円/kgと予測される。冬期の入荷量と価格の間に明確な関係は見られないが、入荷量の増える2月の平均価格は7,281円/kgである。(iv)ウド市場は11月下旬から価格が上昇し、1月に入ると入荷量が増加する。春期の価格は3月中旬がピークで、入荷量のピークである4月中旬を過ぎると、入荷量の減少にも関わらず価格は低下傾向を示し、6月に入ると価格は大きく下落する。うち、石川産の価格は他の産地と異なる動きを示し、4月上旬が最も高く、入荷量のピークを過ぎても価格が低迷することから、石川産の春期の需要には「旬」が影響していると考えられ、価格は12月下旬をピークとして2月中旬まで下落傾向を示し、需要曲線によるモデル分析より、春期では4月上旬に68kg出荷を増やした場合に2,809円/kgになると予測された。また、冬期の分析結果より、500~800円/kgの想定価格帯では、主に12月から1月にかけて出荷すると試算された。
研究対象 共通
専門 食品加工流通
部門 その他
カテゴリ うど 加工 ぎょうじゃにんにく 出荷調整

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