課題名 | 総合的生物多様性管理(IPM)による害虫制御技術 |
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研究機関名 |
石川県農業総合研究センター |
研究分担 |
生物資源G |
研究期間 | 新H15~19 |
年度 | 2005 |
摘要 | 目的:斑点米カメムシの生態解明及び発生予察技術と発生源管理技術の確立並びに園芸害虫の減農薬防除技術の検討 得られた成果:(i)予察灯への成虫の初飛来日は雑草地での成虫の発生確認時期とよく一致したことから、予察灯は越冬世代の発生時期をよく捉えていると考えられた。また、通常年では有効積算温度を利用した予察灯の誘殺ピーク日の推定は概ね可能と考えられた。(ii)発生密度の高かった農道畦畔におけるイネ科雑草の発生は、オオスズメノカタビラとナギナタガヤが認められた。5月中旬以降はナギナタガヤのみとなったが、その他のイネ科雑草のシバ、コバンソウ、ハナヌカススキの割合が高かった。(iii)カバープラントとして斑点米カメムシ類の密度抑制に有効であると考えられた。(iv)発光ダイオードを用いた露地キャベツのヤガ類防除技術の検討したところ、全体に無照射区で室内の産卵数が少なかったものの、今回の試験では、調査株への産卵が少なく網室内の網(寒冷紗)や暗幕に産卵したため、照射パターンによる防除効果の差異ははっきりしなかった。(v)複合合成性フェロモンを用いた露地キャベツの主要鱗翅目害虫防除技術の検討したところ、8a~64a規模での交信攪乱効果を検討した結果、いずれの規模において もかなりの交信攪乱効果が確認された。なお、圃場周辺部では合成性フェロモンによる交信攪乱効果が若干弱まり、規模を拡大するほど有利性が高まると考えられた。 |
研究対象 | キャベツ |
専門 | 虫害 |
部門 | 野菜 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 管理技術 キャベツ 雑草 性フェロモン 農薬 斑点米カメムシ 防除 予察技術 |