動物質飼料に依存しない高泌乳牛の栄養管理技術の確立

課題名 動物質飼料に依存しない高泌乳牛の栄養管理技術の確立
研究機関名 長野県畜産試験場
研究分担 酪農部
研究期間 継H16~18
年度 2005
摘要 魚粉等動物飼料に代わる蛋白質飼料を利用することにより小腸から吸収される飼料蛋白質と微生物蛋白質の量と質(アミノ酸組成)を最適化し、安全性と経済性を確保しながら、高泌乳と窒素排泄量の低減を同時に実現できる飼料配合を明らかにし、これに基づいた配合飼料設計を示すとともに、これを利用した給与技術の開発を目的とする。なお、長野県独自では充分な試験実施が困難なため同様の問題を抱えている7都県と共同して行い、本県は高泌乳牛による飼養試験と出納試験を担当し、各都県の出納試験における繊維の消化率に関する分析も分担する。
関東東海北陸8公立試験場の2産以上の泌乳牛46頭を用いて分娩後5日から110日(15週間)まで試験飼料をTMRで給与し、。分娩後13~16週の3日間に全糞全尿採取により出納試験を実施した。試験区は次の3区とした。(i)コーン区:粗蛋白質(CP)14%程度、ルーメン分解性蛋白質(CPd)が低く、主なNFC源はトウモロコシ。(ii)大麦区:CP14%程度、CPdが中程度で、主なNFC源はトウモロコシと大麦を等量混合。(iii)JFS区:CP15.5%、CPd10.4%で、日本飼養標準(1999年)に則した設計。飼養試験の結果、大麦区の飼料構成が高泌乳と窒素排泄量の低減を同時に実現することができた。
研究対象 乳用牛
専門 飼養管理
部門
カテゴリ 大麦 管理技術 飼育技術 飼料設計 とうもろこし 乳牛

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