課題名 | 花きの高品質省力生産技術の開発 3)カジュアルフラワーの安定生産技術の確立 |
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研究機関名 |
滋賀県農業技術振興センター |
研究分担 |
花き・果樹分場 |
研究期間 | 継H14~19 |
年度 | 2005 |
摘要 | ・キクの養液土耕において、栽植密度を変えて切り花品質を検討すると、ホームユース用のM~L規格には密植が適し、短茎多収栽培への応用が可能と思われた。 ・カーネーションの養液土耕において夏期高温対策として遮熱・光反射シートのマルチ利用を行うと、地表下5cmの地温は日最高温度が2℃ほど低くなり、生育旺盛で、採花始めが前進し、採花本数も増加した。 ・カーネーションの少量土壌培地耕と養液土耕で、給液濃度を変えて比較すると‘フランセスコ’では少量土壌培地耕のEC0.5ds/mで養液土耕のEC1.0ds/mと同等の収量となり、品種によっては施肥量を半減出来ると考えられた。 ・マイクロアスターの少量土壌培地耕および養液土耕における栽植密度と連作時の土壌消毒の必要性を検討し、土壌消毒した両区は64株/m2の密植が慣行密度と採花時期が変わらず、切り花長が長く、採花本数も多かった。少量土壌無消毒区は少量土壌培地耕の開花が早まる特性が無くなり、コンパクトになりすぎるので土壌消毒が必要と思われた。 ・キンギョソウを少量土壌培地耕と養液土耕で比較栽培すると少量土壌培地耕が開花が早まり、採花本数は同等となった。また摘心を行うと採花時期は遅れるが、採花本数は増加し、コンパクトな草姿になるので、は種・定植時期を前進させると有効と思われた。 ・スターチス=シヌアータを少量土壌培地耕と養液土耕で比較栽培すると、蒸気消毒を行った少量土壌培地耕は養液土耕よりも採花始めが前進し、株当たり採花本数も多くなった。切り花形質は他の一年草と同じく、少量土壌培地耕消毒区はコンパクトな草姿になったが、少量土壌培地耕無消毒区は養液土耕との中間型となった。 |
研究対象 | キク等 |
専門 | 栽培生理 |
部門 | 花き |
カテゴリ | アスター カーネーション きく 高温対策 栽培技術 スターチス 施肥 土壌消毒 品種 |