アユの冷水病対策研究

課題名 アユの冷水病対策研究
研究機関名 滋賀県水産試験場
研究分担 環境病理・生物資源
研究期間 H16~19
年度 2005
摘要 天然水域や養殖場におけるアユの冷水病等、魚病被害の軽減を図るため、魚病発生の実態調査や重要疾病(冷水病、シュードモナス病、ギロダクチルス寄生症等)に対する予防治療対策試験を実施した。これらの成果の一部は魚病症例研究会(全国会議、11月伊勢市で開催)で発表した他、直接実用化が可能な内容については、県内の養殖業者等への巡回指導を通じて、常時技術指導を行った。 (1)漁獲アユの冷水病保菌率は、平成17年4~7月のエリ漁獲アユでは0~1.7%、5~7月のヤナ漁獲アユでは0~6.7%と低水準で推移した。また平成17年11月にエリで漁獲された解禁当初のアユでは5.0%であった。 (2)アユの冷水病ワクチンに関して、(社)日本水産資源保護協会から受託してウサギ赤血球膜結合FKCワクチンについて、(独)水産総合研究センターから受託してマイクロカプセル経口ワクチンについて、それぞれ有効性確認試験を実施したが、いずれも有効性が見いだせなかった。 (3)対数増殖期後期(24時間培養)の冷水病菌を用いて作製したFKC経口ワクチンでは有効性が認められ、今後、再現性試験を行う予定である。 (4)これまでアユ以外の魚種から分離された冷水病菌は、遺伝子型がすべてB型(他魚種型)であり、アユに病原性を示す株は確認されていなかったが、今般、ワカサギからA型(アユ型)の冷水病菌2株が分離され、その内1株はアユに病原性を示すことが確認された。この知見は冷水病の感染経路の解明にとって重要である。 (5)シュードモナス病の原因菌は地下水中で長期間生存すること、市販飼料から溶出した成分により増殖が促進されることが明らかになり、残餌が同病の被害拡大および再発の原因の一つになっていると考えられた。 (6)アユのギロダクチルス寄生虫症に対する駆虫法を検討したところ、2倍希釈水道水60分間浸漬や1.5%食塩水2時間以上浸漬で効果が認められた。特に、1.5%食塩水4時間浸漬では、15日後でも寄生が認められず、有効な処理法と判断された。
戦略 水産
専門 水産増養殖・水産資源
部門 河川・湖沼等
カテゴリ

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる