課題名 | トウガラシ類及びトマトの土壌病害回避と施肥量低減のための養液土耕の検討 |
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研究機関名 |
京都府農業総合研究所 |
研究分担 |
野菜 |
研究期間 | 新H17~19 |
年度 | 2005 |
摘要 | 土壌病害回避と施肥量低減が可能で、施工・管理が容易な根域制限型の養液土耕方式を確立する。 <研究内容> (1)トウガラシでは、うね底面に防水ビニルシートを傾斜状に敷設した根域制限培地で万願寺トウガラシを栽培したところ、点滴かん水と液肥施用により慣行と同程度の収量が得られた。根域制限栽培では高温期に葉の萎凋が確認された。特に土壌溶液のオーバーフロー防止のため漏水センサーによるかん水制御を行った試験区では、萎凋が顕著で収量、品質の低下も確認された。生産の安定化のために培地及びかん水方法の改善が必要と考えられた。 (2)トマトでは、防根透水シートによる根域制限を行っても土壌病害の回避ができず、地下水の遮断を行う必要があった。養液土耕は根域制限しない慣行土耕に比べ、上果収量が3分の2以下にとどまり、根域制限により利用できない養水分が多く生じたと考えられた。 |
研究対象 | トウガラシ、トマト |
戦略 | 園芸 |
専門 | 栽培生理 |
部門 | 野菜 |
カテゴリ | 施肥 とうがらし トマト |