| 課題名 | 赤ナシ新品種の高品質安定生産技術の確立 |
|---|---|
| 研究機関名 |
鳥取県園芸試験場 |
| 研究分担 |
果樹 |
| 研究期間 | 継H16~20 |
| 年度 | 2005 |
| 摘要 | ‘あきづき’の植調剤による花芽着生促進方法の検討。‘あきづき’は花芽の着生と短果枝の維持が難しく、夏季誘引が必須作業となっている。そこで植調剤利用によるえき花芽着生効果について検討する。 (i)植調剤は液状肥料(フロリアード)区、ホルクロルフェニュロン(フルメット液剤)区、無処理区の3処理、誘引処理は直立枝、斜め誘引、水平誘引の3処理を掛け合わせて計9処理区で試験した。 (ii)植調剤のフロリアード区、フルメット区に対しては7月20日に1回目、8月8日に2日目の散布を行った。 (iii)7月10~19日にかけて直立枝以外の枝を斜め誘引、水平誘引を施した。 (iv)新梢に対する影響について薬剤処理に関してはフロリアード区が無処理区より1枝花芽数が有意に多く花芽着生率が高かった。誘引処理に関しては直立枝の新梢長が誘引2処理より有意に大きく花芽着生率は明らかに低かった。 (v)薬剤処理は誘引するか否かにかかわらず花芽着生率を向上させた。特にフロリアードの効果は高かった。しかし、期待された直立枝に対する散布効果は枝によってばらつきが大きく十分ではなかった。今後は処理時期・処理回数等の検討が必要である。 幸水’のせん定法の検討。花芽着生量が安定しない‘幸水’の花芽を安定的かつ省力的に確保するせん定方法を検討する。本試験では、省力的に花芽を確保する方法として南部町で実績を上げているせん定方法(長い予備枝を使う)と群馬園試で確立された新梢摘心の効果を調査する。 (i)‘幸水’(33年生)3樹を供試した。長予備枝区(予備枝は弱い切り返しで、長めに残す)、摘心区(予備枝は長予備枝区と同じ。予備枝も含め、旧枝の先端以外から発生した新梢を5~6月に摘心)、対照区(予備枝は20cm以下に強く切り返す。)の3区を1樹内に設けた。夏期誘引は対照区のみ行った。本年は、試験開始2年目であった。 (ii)えき花芽数は、各区とも同程度であった。 (iii)長予備枝区、摘心区は、予備枝部分に短果枝が形成されたことから、1本の予備枝から新たに出来る花芽数は、短予備枝区より多くなった。 (iv)摘心処理による花芽着生率の向上効果は、側枝上の芽への効果は高いが、予備枝上の芽への効果は低かった。 (v) 収量に差は認められなかった。 (vi)果実品質に差は認められなかった。ただし、糖度は、2年間のデータからみると、長予備枝区、摘心区において高い傾向が認められた。 (vii)以上の結果、長い予備枝を用いたせん定を行うことにより、省力的に花芽の確保が出来ると考えられた。また、えき花芽の着生が悪い樹などには、摘心処理を行うことが、翌年の花芽の確保に効果が高いと考えられた。 |
| 研究対象 | ナシ |
| 専門 | 栽培 |
| 部門 | 果樹 |
| カテゴリ | 肥料 新品種 日本なし 薬剤 |