| 課題名 | トマトの生産安定技術の確立 |
|---|---|
| 研究機関名 |
鳥取県園芸試験場 |
| 研究分担 |
野菜 |
| 研究期間 | 継H16~18 |
| 年度 | 2005 |
| 摘要 | (1)夏期のハウス内高温対策:ミニトマト栽培では高温時の着果不良が問題となるため、屋根フィルムの巻き上げ部分を拡大することによる換気改善がハウス内環境、着果に及ぼす影響について検討する。また、効果的な遮光資材についても検討する。 (i) 試験区は雨天時を除いて屋根フィルムをハウスの肩部から地上2.5mの高さまで巻き上げて管理した(以下換気部拡大ハウス区とする)。また遮光率40%のシルバー寒令紗又は遮光率40%の熱カット資材をそれぞれハウス上面にかけた。台木は‘キャディー1号’、穂木は‘サンチェリー250’を用い、播種は5月26日、接ぎ木は6月10日、定植は7月5日、収穫は8月16日から行った。畦間300cm、株間80cmで、1株2本仕立てとした。(ii) 換気部拡大ハウス区では地上180cmの最高気温が約4.4℃、平均気温が約1.1℃低下した。地上120cm、60cmでは気温はほとんど変わらなかった。(iii) 遮光資材の違いによる気温の差は認められなかった。(iv) 換気部拡大ハウス区と慣行区では、開花数、着果率はほぼ同等であった。(v) 収量は換気部拡大ハウス区(遮光資材なし)が最も多くなった。(vi) 以上の結果より、屋根フィルムの巻き上げ部分を拡大し、換気部分を拡大することで、拡大した巻き上げ部分の高さの気温を低下させることができたが、着果率の向上は認められなかった。 (2)ミニトマト整枝法比較試験:スイカ後作のミニトマト抑制栽培における整枝方法が高温期の着果と生育、収量に及ぼす影響について検討する。 (i) Uターン整枝(180cm程度まで垂直に誘引し、その後下垂)、斜め誘引(地上50cmで斜めに誘引)、主枝更新1回(6段果房基部を捻枝、7段果房先端の葉2枚を残し摘芯、果房直下の側枝を主枝とする)、同2回(3段及び6段果房で捻枝)の4処理で比較した。(ii) ハウス内の最高気温は、地表面から高いほど高く、8月下旬までの平均で、180cmは60cmより5.7℃高かった。しかし、整枝法変更による果房高低下が、開花、着果に及ぼす影響は判然としなかった。(iii) 収穫終了果房段数は、Uターン整枝区では9.9段、その他の区は11段程度だった。果房高は、斜め誘引及び主枝更新区はいずれもUターン整枝区より低くなった。(iv) 1株当たりの収量は、斜め誘引区がやや多収で、2L、L比率が高かった。11月以降は、いずれの整枝区も、軟果、くもり果の発生が多く問題であった。(v) 以上の結果、ハウス内気温は地表面に近いほど低かった。しかし、高温期の着果、生育及び収量について、整枝法による差は判然としなかった。 |
| 研究対象 | トマト |
| 専門 | 栽培 |
| 部門 | 野菜 |
| カテゴリ | 高温対策 栽培技術 すいか 台木 接ぎ木 トマト 播種 ぶどう ミニトマト |