課題名 |
中海干拓地における施設野菜良質安定生産技術の確立 |
研究機関名 |
島根県農業試験場
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研究分担 |
干拓営農S
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研究期間 |
完H15~17 |
年度 |
2005 |
摘要 |
島根型養液栽培システムのイチゴ養液管理方法は、本県の主流品種である‘とよのか’を基準に作成されているため、‘章姫’を栽培すると徒長し過繁茂になったり果柄が長く垂れ下がり着果位置が低くなりやすい。そこで、‘章姫’での養液管理方法を確立する。また、‘章姫’は炭そ病に罹病しやすいため、感染を防止するための育苗方法についても検討する。その結果、‘章姫’は着果位置が低くなるため、栽培ベッドの高さを通常の90cmより20cm程度高くすると、葉掻き等の作業性はやや劣るものの、摘果や収穫の作業性が向上した。平成14年度までの試験結果をもとに実証試験を行ったが、収量は目標の6t/10aを確保できたが、土耕栽培と比べ糖度がやや低くなった。そこで、給液量を慣行の1/2程度に制限したが、糖度は上昇したが、収量が低くなった。育苗中のかん水方法を頭上かん水から底面給水にすることで炭そ病の発生を軽減できた。このときのランナー活着率及び成苗率は慣行法と同程度であった。
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研究対象 |
イチゴ
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戦略 |
園芸
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専門 |
栽培生理
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部門 |
野菜
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カテゴリ |
育苗
いちご
品種
養液栽培
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