課題名 |
施設軟弱野菜栽培における減化学農薬を目指した害虫制御技術の確立 |
研究機関名 |
島根県農業試験場
|
研究分担 |
病虫G
|
研究期間 |
完H15~17 |
年度 |
2005 |
摘要 |
化学合成農薬の使用を控えた栽培方法において問題となっている害虫の防除体系を確立する。その結果、葉ネギのネギアザミウマの被害は4~11月に、ホウレンソウのダンゴムシ又はコオロギの被害は9、10月に、ホウレンソウケナガコナダニの被害は10~6月、特に3~5月に多く、シュンギクやコマツナ等のヤサイゾウムシの被害は1~4月に発生した。葉ネギのネギアザミウマ対して、微生物防除資材(ボタニガードES)(農薬登録済)が有効であった。また、タイベック織りこみ白寒冷紗(♯22:遮光率50~55%)は透明寒冷紗(1mm目合い)と同等のハウス侵入防止効果があった。ホウレンソウでは、コナダニ類の土壌中密度がおよそ30頭/100cm3以下では被害株率は20%以下であった。高温を利用してホウレンソウケナガコナダニを防除するには42.5℃では120分間以上,45℃以上では30分間の処理が必要であった。熱水土壌消毒(150L/m2)の秋期処理(10月初め)は、4ヶ月程度被害を抑えた。夏期の太陽熱消毒は1ヶ月程度処理するとコナダニ類の密度を低下させた。
|
研究対象 |
ネギ、ホウレンソウ
|
戦略 |
環境
|
専門 |
虫害
|
部門 |
野菜
|
カテゴリ |
病害虫
害虫
こまつな
しゅんぎく
土壌消毒
ねぎ
農薬
防除
ほうれんそう
ホウレンソウケナガコナダニ
野菜栽培
|