ツキノワグマの保護管理と農林作物被害回避技術の開発

課題名 ツキノワグマの保護管理と農林作物被害回避技術の開発
研究機関名 島根県栽培漁業センター
研究分担 総合技術部鳥獣対策グループ
研究期間 完H15~17
年度 2005
摘要 (目的)本県のツキノワグマは、日本版レッドデータブックで「絶滅の恐れのある地域個体群」とされている。しかし、養蜂やクリ園での被害も多く、また、錯誤捕獲も多い。そのため、適正な保護管理技術を確立する。(計画)有害鳥獣駆除による捕獲個体は栄養状態などの内臓分析を行う。錯誤捕獲された個体は発信器を装着して放獣を行い、行動圏の調査を実施する。(期待される成果)絶滅危機種の保護が図れる。 (得られた成果)有害鳥獣捕獲、錯誤捕獲及び交通事故死の個体(119頭)について、年齢、食性、栄養状態等を分析した。年齢は0~25歳であった。錯誤捕獲個体と事故死個体などの胃内容物は、動物質や双子葉植物が多かったが、有害鳥獣捕獲個体では、カキの実や養蜂ミツバチなどが多かった。栄養状態を腎脂肪指数からみると8、9月は低く、越冬に備えた10、11月には高くなった。(残された問題点)西中国地域一体となった保護管理の推進が重要であり、継続したモニタリング調査が必要である。
研究対象 ツキノワグマ
戦略 林業
専門 森林機能
部門  
カテゴリ かき 管理技術 くり ミツバチ モニタリング

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