課題名 | 松くい虫の天敵利用技術の確立 |
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研究機関名 |
岡山県林業試験場 |
研究分担 |
業務部 |
研究期間 | 継H17~19 |
年度 | 2005 |
摘要 | 松くい虫の天敵昆虫サビマダラオオホソカタムシの活用を目指して、人工増殖方法及び放飼方法を検討する。また、放飼した際の環境影響についても検討する。人工増殖では、質の良い成虫を低コストで安定的に生産することを目的とする。初年度には、既存の増殖工程の代表的な組合せについて比較検討し、平均的な体サイズの成虫をこれまでより効率的に生産することに成功した。今後は、生産成虫が、初産卵する時期や産卵数が放飼に適する個体であるか否か引き続き調査する。放飼方法については、被害立木や伐倒木に産卵中の成虫や卵を放飼する方法について、放飼卵数、放飼位置などの検討を行っている。環境影響については、農作物への影響を調べるために、果樹への加害試験を実施している。今後は、加害試験を行う有用動植物種を増やし、他産業への悪影響がないかを中心に調査を進める。 |
専門 | 森林生物 |
カテゴリ | 低コスト 天敵利用 |