| 課題名 |
イタリアンライグラス高品質調製技術及び給与技術の確立 |
| 研究機関名 |
長崎県畜産試験場
|
| 研究分担 |
大家畜科
|
| 研究期間 |
完H15~17 |
| 年度 |
2005 |
| 摘要 |
本県の肉用・乳用牛経営において、イタリアンライグラスは栽培が容易で、家畜の嗜好性も高いことから、冬期の飼料作付けの大部分を占めている。しかし、乾草生産は天候不順等の影響で良質な乾草調製が非常に難しい。そこで、栄養価の高い時期のイタリアンライグラスの適正な刈り取り作業体系を、成分分析等により検証し、サイレージ調製技術の確立を図る。更にイタリアンライグラスサイレージと濃厚飼料を用いて調製した混合飼料を、肉用・乳用育成牛に給与し、適正な給与技術の確立を図る。また、本県は小規模農家が多いため、サイレージの取り出し時の労力、変敗を最小限に抑え、軽作業で簡易な貯蔵方法等の検討を行った。イタリアンライグラスサイレージと濃厚飼料を用いて調整した混合飼料を黒毛和種子牛に給与した結果、分離給与と同等の栄養摂取量および発育が望めることが示唆された。 また、少量保存に適し、詰め込み取り出しが容易な、7種類の容器(プラスチックドラム缶、コンテナ、バックルコンテナ、ビニールサイロ、布団圧縮袋(厚)、布団圧縮袋、黒ビニール袋)を用い保存性の比較を行った。その結果、最も保存性に優れる容器はプラスチックドラム缶であったが、詰め込み時の重量が重く1リットルあたりの価格も高かった。このため、強度に優れ比較的軽量なバックルコンテナを、ラップフィルムで密閉度を補強するとプラスチックドラム缶と同等の保存性が得られた。 乳用育成牛への給与では、イタリアンライグラスサイレージと濃厚飼料4種類をTDN72.8%、CP15.5%となるように調製混合した区を試験区、イタリアンライグラス乾草と育成用濃厚飼料を分離給与する区を対照区とし、乳用育成牛7頭(試験区4頭、対照区3頭)を用いて飼料摂取量および発育状況調査を行った。この結果、体高、体重の発育は試験区が、日本ホルスタイン登録協会発育基準値および対照区を上回って推移した。また、試験区は種付け基準(体高125cm、体重350kg)に体高は307日、体重は331日で到達し、種付け可能な発育値までの発育が早くなることが確認できた。
|
| 研究対象 |
飼料作物
|
| 専門 |
栽培生理・飼養管理
|
| 部門 |
草地・飼料作
|
| カテゴリ |
イタリアンライグラス
経営管理
飼育技術
飼料作物
|