課題名 |
新しい土壌消毒に伴う微生物機能修復技術の開発 |
研究機関名 |
熊本県農業研究センター
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研究分担 |
環境保全研
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研究期間 |
継H15~19 |
年度 |
2005 |
摘要 |
2005年からの臭化メチルの使用禁止に伴い、熱水消毒や太陽熱消毒等が試みられているが、これらの土壌微生物相への影響は明らかにされていない。そこで、微生物相を的確に把握できる診断技術を明らかにするとともに、土壌中での物質代謝に関わる微生物機能の評価法、物質循環に関与する硝酸化成菌等の有用微生物相の復元技術について検討する。これまでに、微生物評価法としてDNAの検出法について検討した結果、土壌微生物のDNA抽出にはスキムミルク添加法が有効であること、アンモニア酸化細菌の16SrDNAによる定量ではcompetitive PCR法が有効であることを確認した。しかし、DNAによる微生物量の推定では、死滅した微生物まで測定してしまう可能性が示唆された。また、RNAを用いた手法についても検討したが、微生物機能の評価は困難であった。消毒法の違いが硝酸化成に関わる微生物に及ぼす影響については、アンモニア酸化細菌は根水消毒の影響が大きく、クロールピクリン消毒の影響は小さかった。一方、亜硝酸酸化細菌はクロルピクリン消毒で大きく減少した。これらの微生物の回復には3~5週間を要し、亜温モニア酸化細菌が回復が遅い傾向にあった。
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研究対象 |
果菜
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専門 |
土壌肥料
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部門 |
果菜
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カテゴリ |
肥料
くり
診断技術
土壌管理技術
土壌消毒
評価法
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