課題名 |
9.林業の低コスト化と林業労働力の低減を図る技術の開発 (1)林業の低コスト化を図る技術開発 GISを利用した機械作業コストの低減方法の開発 |
研究機関名 |
北海道立林業試験場
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研究分担 |
経営科他
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研究期間 |
完H14~18 |
年度 |
2006 |
摘要 |
目的:森林の機能を持続的に発揮させるためには適切な管理が必要であるが、収益性が悪化して所有者の森林管理意欲が減退しているため、機械作業によるコスト低減方法の開発が急務であることから、高性能林業機械による作業システムの活用によりコストの削減を図るため、要施業林分を把握し作業適地を判定して、集中的効率的に作業できるような施業計画の手法を確立する。成果:(i)民有林GISシステム上で利用できる機械作業データベースを作成した。(ii)機械作業データベースをもとに、 高性能林業機械による作業難易度を3段階に区分したのち、全道の一般民有林(人工林)について作業難易度マップを作成した。(iii)機械作業方法及び生産性に関する現地実証試験とデータ収集を行い、GISによる判定と組み合わせてコスト低減のためのシミュレーションを実施した。(iv)前述のマップで「機械作業に適しています」「普通です」に区分された林分において、伐開幅4m~5mを確保した列状間伐を実施したときが、最も生産性が高く低コストとなり、残存木への損傷も少ないという試算結果を提示した。
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カテゴリ |
コスト
データベース
低コスト
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