課題名 | ながいも産地強化のための高品質栽培技 術の確立 (2) 追肥方法の違いが生育、収量、品質に及ぼす影響 |
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研究機関名 |
青森県農林総合研究センター畑作園芸試験場 |
研究分担 |
栽培部 |
研究期間 | 継H18~22 |
年度 | 2006 |
摘要 | 目的:種子重40~49gの頂芽付き小1年子を4月下旬に植え付けた場合の離乳状況を明らかにする。また、追肥方法の違いがながいもの生育・収量・品質に及ぼす影響について検討する。特に、少量多回数と慣行追肥法との違いについて、露地栽培と雨除け栽培で検討する。 成果:種子重40~49gの頂芽付き小1年子を4月下旬に植え付けた場合の離乳期は、植え付け後の種子乾物率の推移、種子中の窒素量の推移、つる長、新いも長等の生育から、植付後60日前後と考えられた。また、種子の乾物率・窒素量は、植付後60日以降、急激に低下していくことが明らかとなった。また、追肥方法の違いについて露地栽培での検討では、ながいもの窒素吸収量が盛んになる前の7月~8月中旬に追肥方法を変えても、生育、収量、品質に及ぼす影響に差がなく、離乳期から茎葉最大繁茂期にかけて肥効が維持できる施肥体系が望ましいと考えられた。雨除け栽培での検討では、7月下旬で追肥を終了する5kg・3回追肥体系で8月の土壌の硝酸態窒素量が高くなり、いもの肥大が進み増収するものの、平いもの発生も増加するためA品収量の向上にはつながらなかった。 |
カテゴリ | 高品質栽培技術 施肥 |