異常気象を克服する水稲の高度耐性育種母本の開発と特性解明

課題名 異常気象を克服する水稲の高度耐性育種母本の開発と特性解明
研究機関名 宮城県古川農業試験場
研究分担 作物育種部
研究期間 継H16~20
年度 2006
摘要  超耐冷性系統の一般特性と耐冷性程度を調査した。「ひとめぼれ」は60%程度の不稔歩合であったが,超耐冷性系統のほとんどが10%以下の不稔歩合で極めて強い耐冷性を示した。多くの系統は長稈で実用系統に比べると草姿が劣ったが、F5単独系統からは稈長が実用系統並みで不稔歩合が「東889」よりも低く品質が良好な10系統が選抜できた。高温耐性では、高温処理で基白粒と背白粒の発生が顕著に増加し,その発生程度は系統・品種で大きく異なった。「こころまち」の背白・基白粒の発生は指標品種「越路早生」並に低かったが,「ひとめぼれ」は耐性弱の指標品種「初星」より発生は少なかったものの中程度であった。「東北177号」と「ふさおとめ」の交配後代から,高温処理下で「越路早生」,「てんたかく」よりも背白・基白粒の発生の少ない「東北192号」を選抜し,新配付系統とした。葉いもち抵抗性では「東北188号」,「東北糯161号」,「中部111号」,「ゆきのはな」などが高度の圃場抵抗性を有することが確認された。「ひとめぼれ」と「大地の風」の組合せから高度穂いもち抵抗性を有する「東北193号」を選抜し,新配付系統とした。
カテゴリ 育種 高温耐性 水稲 抵抗性 品種

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