8.洋種枝物花木を中心とした県特産花きの強化技術開発 ア.洋種枝物花木の開花調節技術の開発 イ.新規特産花きの強化技術開発

課題名 8.洋種枝物花木を中心とした県特産花きの強化技術開発 ア.洋種枝物花木の開花調節技術の開発 イ.新規特産花きの強化技術開発
研究機関名 山形県農業総合研究センター農業生産技術試験場
研究分担 野菜花き研究科
研究期間 継H17~19
年度 2006
摘要 ア 洋種枝物花木の開花調節技術開発:(ア)ライラックの挿し木法: ライラック「Annabel」 の5月上旬に切り枝した樹から発生した新梢を使用する場合の緑枝挿しは、新梢の樹皮色が緑色から緑褐色に変化する6月下旬の新梢伸長停止期頃に採穂を行い、トンネル内で管理することにより安定して発根率80%以上を確保できた。(イ)シンフォリカルポスの新梢折り曲げによる抑制栽培技術: 5月中旬の折り曲げによって30日、5月下旬の折り曲げによって50日程度収穫時期を抑制できた。折り曲げ枝への資材被覆により、枝の発生本数がやや少なく、切枝長、切枝重は優る傾向がみられた。花房の発達、収量、品質との関係でさらに検討を要する。(ウ)ビブルナム「スノーボール」の促成・抑制栽培: 自然条件低温遭遇の3月出し促成の入室時期は1月下旬が適した。抑制栽培は、融雪直後に掘り上げ、根鉢土をつけたままの2℃冷蔵で、商品切り枝が5月下旬から6月中旬に収穫できた。挿し木由来2年生株では実用的な商品切り枝が得られなかった。(エ)あじさい「アナベル」の促成・抑制栽培:5月中旬までに新梢を2節残して摘心することで、収穫期が7月中旬から下旬に抑制でき、ブラインド枝の発生はあるが、無摘心株と大差ない商品収量、品質であった。しかし、5月下旬摘心では、ブラインド枝の発生が著しく、商品収量が少なかった。イ 新規特産花きの強化技術開発:(ア)秋冬出しスカビオサの播種期と摘心処理効果: 秋冬出し(9~12月)作型の播種時期は、早生種では5月下旬~6月中旬で適期幅が広く、晩生種では5月下旬で適期幅が狭かった。この作型では無摘心栽培で実用上問題なく、30本/株以上の収量、切り花品質が確保できた。(イ)12~1月出しカンパニュラの播種期: この作型は、7月中~下旬に播種する。展開葉数7枚程度になる9月上中旬に定植し、展開葉数10枚程度になる9月下旬から電照を開始することにより、12月から1月出荷が可能で、切り花ボリュームが優れた。
カテゴリ あじさい カンパニュラ 栽培技術 挿し木 出荷調整 シンフォリカルポス 播種 ビブルナム

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