課題名 | コンニャク栽培における大型機械化体系の確立 |
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研究機関名 |
福島県農業総合センター |
研究分担 |
企画経営部 作物園芸部 |
研究期間 | 継H18~20 |
年度 | 2006 |
摘要 | 目的:コンニャク栽培における大型機械による作業体系を作り、現地実証する。また、大型機械導入可能な経営規模等を提示する。結果:(i)コンニャク栽培における植付け及び堀取り作業に対して乗用型機械と歩行型機械を用いた場合の作業能力と精度を検討したところ、コンニャクの乗用型植付機は歩行型に比べて植付け後に手直しが必要な球茎割合が高かった。乗用トラクタ堀取り機の堀取り時間は歩行管理堀取り機の40%で効率的であった。また、歩行型機械による栽培体系では、機械作業に適した床幅や条間を設定する必要があり、このため条間を変えた場合の生育・収量に与える影響を‘みやままさり’2年生を用いて検討したところ、乗用型植え付け機による植え付け可能な条間は30~50cmがよく、m2当たり株数が同じ場合は条間を変えても生育・収量に大きな差はなかった。さらに、コンニャク栽培における無倍土栽培に適する覆土深について2年生を用い、覆土深をそれぞれ10、15、20、25cmとしてその生育・収量を調査したところ、18年度のような生育初期に多雨に見舞われる気象条件下では、覆土深15~25cmに比べて10cmではその生育・収量は劣った。(ii)除草体系確立試験では、コンニャク栽培における無倍土栽培では、耕起的除草が行えないため、適切な除草体系について検討したところ、コンニャクの無倍土栽培では植付け後に土壌処理除草剤を1回散布することで、出芽期までの雑草発生を抑制することができた。 |
カテゴリ | 病害虫 機械化体系 経営管理 こんにゃく 栽培体系 雑草 除草 除草剤 土壌処理 |