浜通りにおける先進技術による大規模稲作生産技術の確立

課題名 浜通りにおける先進技術による大規模稲作生産技術の確立
研究機関名 福島県農業総合センター
研究分担 浜地域研究所
研究期間 新H18~22
年度 2006
摘要 目的:浜通りの乾田直播栽培に適する良食味品種の栽培管理技術を確立し、直播栽培の安定化と高品質化、省力低コスト化を図り、大規模稲作経営を支援する。結果:(i)今年度は、良食味である「ひとめぼれ」による、春作業分散のための3月下旬播種栽培及び窒素施肥量1kg/aからエコ基準の0.8kg/aに減量する施肥法を検討した。3月播種では、種子の浸種は必要ないと思われるが、乾熱処理は有効と考えられた(ポット試験)。また、3月下旬に播種する場合は、乾籾量を慣行の25%増量することにより、目標の苗立ち数を確保することができた(圃場試験)。肥効調節型肥料LP40を用い、窒素量0.8kgで栽培すると収量はやや低下するものの品質は向上した。(ii)新たに問題となっている「オオニワホコリ」「オオクサキビ」の発生生態を調査した。オオニワホコリは、一度発生すると水稲移植栽培や畑作物に転換しても、再び乾田直播栽培にもどすと発生することが分かった。現地圃場において、オオクサキビの発生状況を調査した。本年度オオクサキビが多発した要因は、当雑草に効果の低い除草剤を使用したこと、入水後のシハロホップブチル乳剤の散布が遅かったことが影響しているものと思われる。(iii)乾田期間中に雑草が発生し問題となっているため、その予測法について検討した。手法は、乾田期間中に土壌を採取し、その土壌から雑草種子を分離回収する「比重分離法」を用いた。予備試験の結果、目的とする雑草種子(ノビエ、イボクサ、オオニワホコリ)を高確率で回収することができた。
カテゴリ 肥料 病害虫 乾田直播 きび 経営管理 栽培技術 雑草 直播栽培 除草剤 施肥 低コスト 播種 春作 品種 良食味

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